北海道美瑛町での再生事業

美瑛名物・美瑛の丘「四季彩の丘(上川郡美瑛町)」

北海道美瑛町においての再生事業

北海道の「美瑛町(びえいちょう)」をご存じでしょうか?

知らない方も多いと思いますが、美瑛町は北海道のほぼ中央に位置し、町の範囲(面積)は東京23区の面積とほぼ同等の広さがあります。

東京都と大きく異なる点が、面積の約70%以上が山林に覆われていることであり、残り30%のうちの約15%を畑地が占めています。

これは、町の約85%が雄大かつ緑豊かな大自然に覆われていることを意味し、その大自然の恩恵を背景とし、小麦、甜菜、豆類、馬鈴薯などの畑作農業が盛んな町でもあります。

近年では、畑作農業を基幹的産業としながらも、「日本で最も美しい村」連合(特定非営利活動法人) の取組みを開始し、町が誇る美しい景観を次の世代に伝える取り組みも行っています。

世界的に有名な観光名所 「美瑛名物・青い池(白金温泉付近)」

「農山漁村振興交付金」を活用して美瑛町を活性化させる

1945年に美瑛町で創業したファームズ千代田では、美瑛町における農業発展のために東京の宿泊・体験事業者らと協働する形で「美瑛の丘 ‐ ファームステイ千代田 ‐ 」の名称にて「農泊事業」を設立。

そして、令和5年度(2023年)には農林水産省の農泊事業に選定され、令和6年度(2024年)に同省の農山漁村振興交付金事業において補助金が支給され、同年秋より、ファームズ千代田キャンプ場にて宿泊事業を開始する運びとなりました。

ファームズ千代田の会社概要

商号株式会社ファームズ千代田
設立2006年9月1日
所在地北海道上川郡美瑛町春日台4221番地
資本金1,000万円
役員名誉会長:高橋 洋美
代表取締役社長:アブガンドロージン・アバラゼデ
代表取締役専務:石戸谷 美香
従業員数20名
公式URLhttps://f-chiyoda.com/

業務内容

びえい和牛繁殖一貫牧場

自家産種牛による子牛生産と育成。

千代田ジャージー牧場

ブラウンスイス種の育成・繁殖。
搾乳とそれらを使った乳製品の製造。

ファームレストラン千代田

自家生産 銘柄「びえい和牛」を使用した年間約5万人の観光客が訪れる直営レストラン。

当レストランは、びえい農泊事業にて地域で収穫された生産物を使用した飲食・体験を担当。

 

ふれあい牧場

年間約10万人の観光客が訪れる無料開放施設。

 

 

アグリ事業部(無農薬栽培)

各種有機農作物の取り扱い業務

記念樹ガーデン

美瑛を訪れた記念のための植樹用圃場

 

記念樹ガーデン記念樹ガーデン | ふれあい牧場 | ファームズ千代田 (fureai-sc.org)

千代田の丘(展望台)

ファームズ千代田のシンボルタワー(展望台)
美瑛の丘陵地帯や大雪山連邦の全景が望める

 

 

びえい農泊 DX推進協議会

ファームズ千代田が立ち上げた農泊(農泊 DX推進協議会)では、以下、中核企業4社が参画し、農泊を全国に広める活動を行っています。

  1. ファームズ千代田
  2. 株式会社ジョルテ
  3. 株式会社FOOD FIELD CREATIVE (フードフィールドクリエイティブ)

そして、当コンテンツを制作した当社「株式会社BTS(braintrust from the sun)/(ブレイン トラスト フロム ザ サン)」も、この4社中の一社として美瑛の農泊事業に参画しています。

 

 

びえい農泊DX推進協議会の農山漁村振興交付金事業

「ハード事業」や「ソフト事業」という言葉をご存じでしょうか。

あまり聞きなれない言葉ですが、一般的に国や市町村が行う行政事業は大きく「ハード事業」と「ソフト事業」とに大別することができるといわれています。

「ハード事業」とは?

ハード事業とは、「目に見える形で提供できる物」を意味し、例を挙げると「施設や設備の整備」が該当し、役所内では「推進事業」「整備事業」のことを指す言葉として用いられます。

「ソフト事業」とは?

「ソフト事業」とは、ハード事業の対義語であり、「目に見えない形で提供できる物」を意味します。

例を挙げると「生活保護」を代表例とした「手当・補助金」のほか、「社会保障制度」や「健康保険制度」なども該当します。

びえい農宿DX推進協議会では、農山漁村振興交付金を活用して、これらハード事業とソフト事業を展開しています。

このうち、当社・株式会社BTSでは、びえい農泊の「ハード事業」を担っています。

びえい農泊DX推進協議会 中核法人「株式会社BTS」が手掛ける「ハード事業」

株式会社BTSは、これまで神奈川県の鎌倉農泊協議会で中核法人のほか、東京の浅草でも地域コミュニティに参画し、約7年もの宿泊施設経営の実績があります。

また、これまで地域との連携を深めるために培ったノウハウや、不動産業ならではのアセットマネジメント(不動産クラウドファンディング)での実績をも最大限に駆使し、びえい農泊の飛躍に尽力する所存です。

ファームズ千代田に建設中の農泊施設の写真一覧

株式会社BTSは、びえい農泊が展開するハード事業の担い手として、ファームズ千代田敷地内に農泊施設を建設しています。

以下の写真は、その建設中の様子を撮影したものです。

建設中の2棟の建物が見える。

足場が組まれ、そのスケールを想定すると大規模な施設であることが分かる。

続いて建築中の内部の様子を撮影したもの。

天井部分にも注目。

 

最後に1棟全体を撮影したもの。

以上の写真は2024年9月に当社(BTS)代表の大川が、実際に現地(ファームズ千代田)を訪問した際に撮影したものです。

尚、同施設の建築は北海道 東川町にある「北の住まい設計社」が手掛けています。

北の住まい設計社について

北の住まい設計社は、代表取締役社長の渡邊 恭延 氏が1977年に設立。

1985年に東川町の山奥にあった、1928年頃に建てられた小学校をリフォームして作業場とし、当時は北海道産の無垢材を使って手仕事で製作した家具を販売していたそうです。

そして、2000年より「北の住まい建築研究社」を立ち上げ、2001年2月19日より家づくり事業をスタートしています。

以下、北の住まいの建築研究社を撮影したもの。

敷地内の入口付近から撮影。

広大な敷地内の社屋の様子。

以下は作業場や倉庫の様子を撮影。

敷地内には以下、写真のようなショールームも併設されている。

北の住まい設計社のコンセプトとこだわり

  • 永く使うこと
  • 自然のリズムと共に生きること

同社の家具は解体できるらしく、壊れた箇所のみを直して再び取り付けられることを想定して制作しているとのこと。

制作中の椅子(現地にて撮影)

このように分解できるようにした大きな理由は、子から孫、孫からそのまた子孫へと、長く使い続けてもらうことを想定し、また、家具に使用する用材も輸入材ではなく、北海道産の木材を乾燥させて収縮して製材しています。

新鮮な木の温もりや、心地よい木の香りで癒されるシンプルで飽きのこない家具、ぜひ一度、手にとって直に触れてみてください。

きっと、その魅力がが感じられるはずです。

北の住まいの設計者の家具シリーズ

北の住まいの設計者が制作する家具は、「リム(LIM)」や「フォレスト(THE FOREST)」などのシリーズで提供しており、以下のような通販サイトを設けて全国に発送しています。

 

 

 

「農泊」って何?

「農泊(のうはく)」とは、名前のとおり、農山漁村に宿泊することです。

少子高齢化や過疎化(人口減少)が顕著な農山漁村において、他地域からの来宿者たちが地域の特産品やアクティビティを楽しむことによって地域の活性化を図り、地域全体の消費を高め、地域の魅力を伝えることもできます。

このように農泊とは、国内外との交流・関係人口(地域や地域の人々と関わる人々)の創生と拡大を図り、コミュニティ活性化の切り札ともなる存在なのです。

「農業DX」

農泊と密接に関係するものとして、「農業DX(デジタルトランスフォーメーション)」と呼ばれるものもあります。

農業DXとは、デジタル技術を活用することで消費拡大・再来訪促進を図り、農業経営や生産プロセスを最適化する考え方の一つ。

例えば、地域では「過疎化」という深刻的な問題が顕著であり、これを解消すべく限られた人材の確保に地域ママの空き時間を活用し、デジタルデバイスを通じて地域ママと繋がり、果てはコミュニティを創成することを目的とします。

また、学生のインターンやリスキング(他分野へ就労移行できるためのスキル習得)、UIJターン(地方から都市部へ移住したものが再び地方の生まれ故郷に戻ること)を積極的に働きかけるなどが挙げられます。

他には、地域の食、アクティビティ、農泊、交通(バス・レンタカー)の一括予約、インバウンド需要に向けた多言語対応(音声自動翻訳)などのシステム開発・導入なども視野に入れ、持続可能な農業経営(もしくは農業を含めた農山漁村など)を実現します。

一方で、「スマート農業」というものもあり、限られた人材資源をロボット技術などの自動化システムに置き換えることで、作業の自動化・省力化を行い、高品質な生産を持続できる体制を構築していきます。

びえい農泊協議会 関連サイト

びえい農泊協議会 公式サイト
「美瑛の丘 ‐ ファームステイ千代田 ‐」
https://biei-farmstay.jp/
びえい農泊協議会 公式ブログhttps://note.com/biei_farmstay/
株式会社 BTS(代表:大川桂一)https://www.braintrust-from-the-sun.co.jp/
鎌倉農泊協議会 公式サイト「古都ごとく鎌倉」https://kamakura-nouhaku.com/

コンテンツ提供者:株式会社 Brain Trust from The Sun

会社概要

資本金12,000,000
所在地東京都中央区京橋1‐6‐13 金葉ビルディング 6/7F
TEL03‐6263‐0423
FAX03‐6263‐0424
公式URLhttps://www.braintrust-from-the-sun.co.jp/
コア事業の概要不動産の新しい価値の創造
1.インキュベーション事業
2.耕作放棄地に太陽光発電を設置し農地として再生。
3.空家を簡易宿所に企画開発。
4.分譲アパートの企画開発。

(株)BTSとの関連事業体 一覧

T-REEF Vacation House
総支配人 富永忠男(鎌倉農泊 副代表)
https://www.t-reef-surfboard.com/
インキュベーションオフィス開設
(公財)東京しごと財団高齢者職域開拓モデル事業(平成27年度)
https://incubation-office.com/
鎌倉農泊協議会
農林水産省農山漁村振興交付金助成事業(令和元年度)
https://kamakura-nouhaku.com/
国土交通省不動産証券化専門家派遣事業(令和元年度)
小規模不動産特定共同事業でノンリコースローンを調達
https://www.braintrust-from-the-sun.co.jp/
中小企業庁JAPN BRAND事業(令和2年度)https://www.nouhaku-sdgs.com/
ものづくり補助金(令和2年度補正)
不動産クラウドファンディングシステム
https://mercurius-ftk.com/
観光庁既存観光拠点再生事業(令和3年度)https://www.treef-vacation-house.com/

宅地建物取引業免許 東京(1)98004号 住宅宿泊管理業者登録
国土交通大臣(01)第F00430号 小規模不動産特定共同事業登録
金融庁長官・国土交通大臣(1)第1号